サウナの外気浴はなぜ気持ちいいのか|自然の中での外気浴が都市サウナと違う理由
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サウナの外気浴、あの「ととのう」感覚の正体とは
サウナに入って、水風呂に浸かって、外の空気を吸いながらぼーっとする。ただそれだけのことなのに、なぜかあの時間が忘れられない——そんな経験、ありませんか?
実は、サウナの外気浴には、体の中でちゃんとした理由があります。サウナで体が温まると、心拍数が上がり、血管が広がって血流が一気に増えます。そこから水風呂に入ることで交感神経が刺激され、体は「緊張モード」に。そして外気浴で休むと、今度は副交感神経が優位になり、体が一気に「リラックスモード」へと切り替わります。
なぜなら、この交感神経から副交感神経への切り替えが起きるタイミングに、脳内ではβ-エンドルフィンやオキシトシン、セロトニンなどの幸福ホルモンが分泌されると言われているから。つまり、外気浴の「気持ちよさ」は、体が正直に反応している証拠なのです。サウナイキタイなどでも多くのサウナ愛好家が「外気浴が一番好き」と語っているのも、こういった体の仕組みが関係しているのかもしれません。
外気浴に「正解」はない
また、外気浴に決まったやり方はありません。椅子に座っても、地面に寝転がっても、ただ立ったまま空を見上げてもいい。目を閉じて風を感じるだけでも十分です。
むしろ、「ちゃんとととのわなきゃ」と意気込みすぎると逆効果になることも。体の声に耳を傾けて、自分がいちばん気持ちいいと思える過ごし方を見つけることが、外気浴の醍醐味だと思っています。
都市のサウナと自然の中の外気浴、何がそんなに違うのか
しかし、同じ外気浴でも、場所によってその体験はまったく異なります。都市のサウナ施設で外気浴をすると、どこからか車の音が聞こえてきたり、隣の人の話し声が気になったり。空を見上げても、視界にはビルや電線が入ってきます。
一方で、岐阜県の板取川沿いにあるITADORI SAUNAの公式サイトで外気浴をすると、聞こえてくるのは川のせせらぎと、木の葉が風に揺れる音だけ。視界には木々と空が広がり、土と水の匂いが鼻をくすぐります。
たとえば、夏の夕暮れどきに外気浴をしていると、日が山の向こうに沈んでいくのを肌で感じながら、全身で自然に包まれるような感覚があります。都市のサウナでは得られない、この「没入感」こそが、自然の中での外気浴の最大の魅力ではないでしょうか。

板取川で瞑想をするサウナガンジー
五感で感じる外気浴が、都市との決定的な差
そのため、自然の中での外気浴は「五感のリセット」とも言えます。都市の日常では、どうしても情報量が多すぎて、五感は常にフル稼働。スマホの画面、行き交う人、広告の音——知らず知らずのうちに疲れています。
加えて、自然の中では余計な視覚情報や騒音がほぼありません。だから、外気浴中に感じる風のひんやりとした感触や、遠くから聞こえる鳥の声、川の流れる音が、ダイレクトに体に届いてくる。この感覚の豊かさが、都市のサウナとはまったく異なる体験をつくり出しているのだと思います。
板取川沿いの外気浴が特別な理由
ところで、なぜ板取川沿いの外気浴がそんなに気持ちいいのか、もう少し具体的にお伝えしましょう。
ITADORI SAUNAがある岐阜県関市板取は、清流で知られる板取川のほとりに位置しています。山に囲まれた自然豊かなエリアで、空気は澄んでいて、夏でも川沿いは涼やか。サウナで体をしっかり温めてから水風呂代わりに川に飛び込み、そのまま岸辺の椅子に腰を下ろして外気浴をする。このルーティンが、一度味わったらやめられないのです。
さらに、季節によって外気浴の表情がまったく変わることも魅力のひとつ。春は桜や新緑が目に入り、夏は川のきらめきと虫の声が賑やか。秋になれば紅葉が色づき始め、冬は凛とした冷たい空気の中で、白い息を吐きながら過ごすことができます。
そして、外気浴が終わっても、急いでどこかに移動する必要はありません。宿泊施設YOHAKUに泊まれば、サウナと自然の中での外気浴をゆっくりと繰り返しながら、一日を丸ごと「余白」の時間として過ごすことができます。夜には満天の星空の下で外気浴するという贅沢も、ここでしか体験できません。

天然水風呂『板取川』
外気浴をもっと深く楽しむために
だからこそ、外気浴は「おまけ」ではなく、サウナ体験の中心に置いてほしいと思っています。サウナに入る時間、水風呂の温度、そして外気浴をどこでどんなふうに過ごすか——この三つのバランスが整ったとき、「ととのう」という体験は最高の形になります。
ちなみに、外気浴中に意識してほしいことがひとつあります。それは「何もしない」こと。スマホを見ない、会話を控える、ただ体と感覚に集中する。特に自然の中では、この「何もしない時間」が、日常では感じられないほどの豊かさをもたらしてくれます。
もちろん、はじめは「何もしない」が案外難しく感じるかもしれません。それでも大丈夫。板取川の流れる音に耳を澄ませているうちに、自然と頭が空っぽになっていくはずです。
それだけでなく、自然の中での外気浴を繰り返すことで、日常の中でも「立ち止まる力」が少しずつ育まれていくように感じます。忙しさの中で自分を見失いがちな現代だからこそ、板取川沿いで過ごす外気浴の時間が、あなたにとっての「余白」になってくれることを願っています。

空から見た『YOHAKU』

