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「遊びが仕事になる」は本当か?|YOHAKUが実践する遊びから始まるビジネスの作り方

「遊びが仕事になる」は本当か?|YOHAKUが実践する遊びから始まるビジネスの作り方

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2026.04.20

「遊んでばかりじゃダメだ」という思い込みを疑ってみる

たとえば、子どものころに夢中になっていたことを思い出してみてください。川で魚を追いかけたり、山に入って秘密基地を作ったり、焚き火を囲んでただぼーっとしたり。あのときの「楽しい」という感覚、今の仕事の中にどのくらい残っていますか?

そして、多くの大人がどこかのタイミングで「遊びは仕事じゃない」と区切りをつけてしまいます。しかし、YOHAKUというブランドは、その区切り自体を疑うところからスタートしました。遊びの延長線上に、本物のビジネスが生まれるのではないか——そんな仮説を、岐阜の自然の中で静かに、でも着実に実践してきたのです。

もちろん、「遊びが仕事になる」という言葉はきれいごとに聞こえることもあります。実際にはお金が必要で、責任が伴い、継続しなければならない。だからこそ、YOHAKUのやり方はとても興味深いのです。

当店スタッフの仕事風景

 

 

YOHAKUが大切にしている「余白」という考え方

実は、YOHAKUという名前には深い意図があります。「余白」とは、何もない空間のこと。スケジュールがぎっしり詰まった毎日の中に、ふと息をつける隙間。そこにこそ、本当に大切なものが生まれると考えています。

なぜなら、人は余裕がなくなると、自分が本当にやりたいことを見失ってしまうからです。仕事に追われ、数字を追いかけ、気づけば「なぜこれをやっているんだろう」と感じた経験は誰にでもあるはず。むしろ、何もしない時間、遊ぶ時間の中にこそ、ビジネスの種が眠っているとYOHAKUは考えます。

さらに、その哲学は施設づくりにもそのまま反映されています。宿泊施設YOHAKUでは、ただ「泊まる」だけでなく、板取川の自然の中で遊び、体を動かし、ぼーっとする時間を存分に楽しめる空間を用意しています。ゲストが余白を体験することで、「あ、自分はこれが好きだったんだ」という気づきを持ち帰ってもらえたら——そんな想いが込められているのです。

2025年7月にオープンした一棟貸し宿YOHAKU

 

「好き」を徹底的に深掘りすることが出発点

つまり、遊びがビジネスになるプロセスは、まず「自分が何に夢中になれるか」を知ることから始まります。YOHAKUが板取川という場所を選んだのも、単なるビジネス判断ではありません。川遊び、焚き火、サウナ、自然の中での時間——本当に好きなことを突き詰めた結果として、この場所にたどり着きました。

加えて、「好き」を深掘りすることには、もう一つ大きな意味があります。好きなことは、誰よりも詳しくなれる。誰よりも語れる。その「熱量」こそが、人を惹きつけ、ビジネスとして成立する原動力になるのです。

アウトドアサウナが生まれた理由——遊びの延長線上にあったもの

ところで、ITADORI SAUNAの公式サイトを見てみると、岐阜の自然の中に溶け込むようなアウトドアサウナ施設が広がっています。これも、「サウナが好きだから」という純粋な動機が出発点でした。

一方で、ただ「好き」だけでは続きません。そこにはお客さんに喜んでもらえるかどうか、継続して運営できる仕組みがあるかどうか、という現実的な視点も必要です。しかし、YOHAKUのアプローチは、その現実的な部分も「遊びの延長」として考えます。どうすればもっと楽しくなるか、どうすればもっと気持ちいい体験になるか——改善のモチベーション自体が、遊びの感覚から生まれているのです。

その結果、板取川のほとりでととのう体験は、多くのサウナ好きに知られるようになりました。サウナイキタイなどのプラットフォームでも評価を集め、「また来たい」と思ってもらえる場所として育ってきています。

美しい板取川とテントサウナ

遊びをビジネスにする3つのステップ

それだけでなく、YOHAKUの実践から見えてくる「遊びをビジネスにする道筋」は、次の3つのステップとして整理できます。

① 自分が本当に楽しいと思えることを見つける
特に大切なのは、「楽しいふり」ではなく「本当に楽しい」こと。疲れていても続けたいと思えるか、お金が発生しなくてもやるかどうかが一つの指標になります。

② その楽しさを他者に伝える形にする
また、自分だけが楽しいのではなく、その体験を訪れた人と共有できる形に落とし込む必要があります。施設であれ、コンテンツであれ、「伝わる形」を考えることが重要です。

③ 継続できる仕組みを作る
そして、どんなに楽しくても続かなければビジネスにはなりません。収益の仕組み、運営のオペレーション、ファンとの関係づくり——これらを遊び感覚で試行錯誤しながら積み上げることが、長続きの秘訣です。

「遊びが仕事になる」は本当だった——ただし、本気の遊びに限る

だからこそ、YOHAKUが伝えたいのは「なんとなく楽しいことをやれば仕事になる」という甘い話ではありません。本気で遊ぶということは、妥協しないということ。もっと楽しくしたい、もっと良くしたいという飽くなき探求心を持ち続けることです。

しかし、その本気の遊びを続けているうちに、気づけば唯一無二の場所が生まれていた——それがYOHAKUと板取川の物語です。岐阜の山あいの、川のほとりの小さな施設が、全国からゲストを迎えられるようになったのは、まさにその積み重ねの結果です。

ちなみに、YOHAKUに泊まってみると、その「本気の遊び」の空気感をリアルに感じることができます。スタッフの話し方、空間の作り込み、自然との向き合い方——すべてに「好きだから作った」という熱が宿っています。それは、マニュアルでは作れないものです。

さらに、そこで過ごす時間は、訪れたゲスト自身の「遊びと仕事」について考えるきっかけにもなるかもしれません。自然の中でととのい、焚き火の前でぼーっとしながら、「自分が本当にやりたいことって何だろう」という問いが、ふっと浮かんでくる。そんな余白のある時間が、YOHAKUにはあります。

加えて、その問いに答えようとするとき、きっと「好きなこと」「楽しいこと」「夢中になれること」という言葉が頭に浮かぶはずです。そしてそれこそが、新しいビジネスの、新しい生き方の、出発点になるのだと思います。

「遊びが仕事になる」は本当です。ただし、それは本気の遊びに限る——YOHAKUはその答えを、岐阜の自然の中で毎日証明し続けています。